知恵
こんにちは。
今回、本を読んでいて改めてなるほどと思うような内容がありました。
それは「知恵」についてです。
みなさんは知識と知恵の違いを説明できますか?
調べると「知恵」とは、生き方、価値、善悪などの判断を加え、自分や他の人に対して、社会に対して益する方向に「知識」を使っていこうとする方向性を伴ったものです。
本には非常に分かりやすく書いており、知恵は知識+経験だそうです。
机上で学んだだけの知識では、実際の仕事では役に立ちません。知識はあくまで知識でしかない。必要なのは「知恵」だそうです。
よく先人の知恵といいますが、確かにこれらは、先人たちの数多くの経験をもとに成り立っているものですよね。
住宅でも当てはまると思います。いま、数多くの情報を知識として蓄えることはできますが、机上の知識や計算が実際の現場でもすべて当てはまるとは限りません。
計算通りの数値が出るかというと、様々な条件によって異なるし、図面通りにいくかというと、実際の現場では納まらなかったりします。
知識だけもっていても現場を知らなければ生かせないし、かと言って勉強をせず、技術・経験だけでも駄目だと思います。
その両方が合わさって初めて活きます。現代の住宅の志向も大きく変わってきています。ただそれが全て良いかというとそうではありません。
長い歴史をもって証明されている知恵より、ほんの数年での研究結果での知識が全て上回っているとも思いません。
もうすでにある知恵を参考にし、日々勉強をし知識を蓄えながらも経験を積んでいくことがこの先必ず役に立つと思いました。
住宅に限ってではありませんが、日々の生活から意識していきたいですね!